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プランターと地植えの違い

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お庭造りや外構のデザインを考えたとき、植物を多く取り入れたいと考える方も多いと思います。また、ガーデニングを趣味とされている方にとっては、買ってきた苗を地植えにするか鉢植えにするかという点も悩みどころではないでしょうか。植物をプランターで育てるか、地植えして育てるかについては、両方ともメリットとデメリットがあります。今回は、植物の地植えと鉢植えについて、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。今回の記事を通じて、植物の地植えと鉢植えの違いや特徴を知り、理想のお庭造りに役立てていたけたらと思います。

目次

もくじ

地植えと鉢植えの特徴

まず最初に、植物の地植えと鉢植えの特徴についてみていきましょう。

地植えの特徴

地植えとは、その名の通り、植物の苗を直接地面に植えて育てることを言います。
植物の苗は制限範囲のない地中に根を張って生長していくため、一度根付いてしまえば大きくなっていくのが最大の特徴といえるでしょう。植物が自然に生長していく姿を楽しみたい方にはおすすめです。

鉢植えの特徴

鉢植えは、植物をプランターと呼ばれる鉢などの入れ物に土などを敷いて植物を植える方法のことを指します。地植えとは違い、植物が根を張るスペースに限りがあるため、ある程度生長が制限されますが、土の地面がない場所や屋内にも置くことができるため、どこでも自然の植物を楽しむことができるのが大きな特徴です。

植物の地植えと鉢植えのメリット・デメリット

ここまでをみると、鉢植えと地植えの違いは言葉通り以上の違いはないのでは?と思われる方もいるかと思いますが、もう少し細かい視点で見ていきましょう。ここからは鉢植えと地植えのメリット・デメリットについて解説。ぜひ、植物を取り入れる際の参考していただけたらと思います。

地植えのメリット

まずは、地植えのメリットについてみていきましょう。

地植えのメリット①:植物が大きく育つ

地植えの大きなメリットとしては、植物が大きく育つことです。先述したように、土壌の範囲に確実な制限がなく、根を大きく張ることができるのというのがその理由。つまり、地中深くに張られる根は制限されることがないため、環境が良ければどんどん成長します。また、土に栄養分が豊富に含まれているので頻繁に肥料をあげる必要もないのです。

地植えのメリット②:自然の景観を楽しむことができる

植物を地植えすることで自然の景観を楽しむことができます。木を植えて実りや季節ごとの景観を感じることができ、植物がナチュラルに生長していく様子をみることで心の安らぎを得ることができるでしょう。特にナチュラルガーデンを造りたい方にはおすすめ。植物の植え方次第では、日本庭園、南国風、ヨーロッパガーデン風、森の中など、まるでその場にいるかのような空間を創り出すことができるのです。もちろん、外からの印象だけでなく、住宅の中からのもナチュラルな景観を楽しめるのはうれしいですね。スーパーアカシアに代表されるような宿根草でも、冬の間は、地上部が枯れたりするのですが、その状態であっても地植えであれば、あまり気にならないというメリットもあります。

地植えのメリット③:こまめな水やりが不要

普段から、植物のお手入れにあまり時間を取れない方にとっては大きなメリットとなるのが、頻繁な水やりが不要という点ではないでしょうか。植え替えてしばらくの間は水やりが必要ではありますが、地植えの植物は、根づいてからはよほど乾燥しなければ水やりをしなくても大丈夫です。また、地面に水が染み込んでいくので過湿になりにくいという特徴もあり、お手入れがとても楽なのです。ただ、植物の種類によっては、定期的な水やりが必要な植物もありますので、あらかじめ植えたい植物の特徴や育て方を調べたうえで植えることをおすすめします。

しかしながら、天然の土には栄養だけでなく水分も豊富に含まれているので、真夏の土が乾きやすい時期以外は自然に降る雨水だけで充分な場合が多いのです。ひとつ注意する点を挙げるとすれば、植える場所の水はけが悪い場合。こういった場合には、地植えする場所にレンガを積んで少し高めの花壇にするなど、水はけを良くする工夫をすることをおすすめします。

地植えのデメリット

ここからは、植物の地植えに関するデメリットについてみていきましょう。

地植えのデメリット①:植え替えに費用と手間がかかる

一度地植えして根が張ってしまった樹木に関しては、後から場所を変えたいと思い植え替えするのには大変な作業になります。植物の大きさによっては業者にお願いしたり、重機を導入しなければならない場合もあり、その分、高い費用がかかることも。

また、植え替えを繰り返すことで根付きが悪くなり植物が枯れてしまうこともあるのです。地植えをする際は長期的な視点を持って外構計画を練りましょう。

地植えのデメリット②:土の改良が必要なことも

植物を地植えする際、地植えする場所の土をフカフカした栄養がある状態にする必要があります。花壇を造り、花壇全体の土を培養土などに入れ替えればその手間は大幅に省けますが、土の入れ替えや廃棄作業は重労働。専門業者にお願いする場合も費用がかさむことになるのです。

地植えのデメリット③:お手入れが大変

植物の種類によっては、生長の速度などを考えてこまめな剪定が必要になります。それと同時に雑対策のお手入れも必要です。植物を地植えした場合は、やはりどうしても雑草は生えてきてしまうもの。こまめに雑草を抜いたり、適切に除草剤を使用するなどをしなければなりません。やはりお手入れに時間が取れない方にとっては大きなデメリットとなるのです。これに関しても、地植えしたい植物の特徴などをよく調べて最適な植物を選ぶように心がけましょう。

地植えのデメリット④:害虫が付きやすい

植物の地植えのデメリットで多く聞かれるのが、害虫被害です。植物の種類にはよりますが、水やりなどあまりこまめなお手入れが必要ない分、放っておいて気づいたら害虫にやられて枯れてしまったということも。植物の中には虫が付きにくい種もありますので、やはり事前によく調べることが大事になってくるのです。

「半地植え」という選択肢

ここまで、植物の地植えに関するメリット・デメリットについて解説してきました。ここでは、理想のお庭造りをするうえで、地植えしたいけど、大きくなりすぎず水やり管理の手間を省きたいといったように、先述したデメリットはできるだけ受け入れられないという方にとって良い解決方法の一つとして「半地植え」という選択肢があります。

半地植えとは、植物を鉢ごと土の上に置いて育て、その後、鉢から出てきた根を今度は地植え状態にしてそのまま育てるという方法のことをいいます。

半地植えのメリット①:生長をある程度コントロールできる

あまり大きくなりすぎないようにしたい場合には、半地植えにすることで、根が張る範囲を鉢の中である程度制御することで大きくなりすぎないように生長をコントロールすることが可能です。

半地植えのメリット②:水やりがさらに楽になる

鉢から出た根が土から水分を吸収するので、鉢植え植物ほど水やりに神経質になる必要がなくなり、水やり管理のお手入れがさらに楽になります。

半地植えのメリット③:植物の植え替え作業も楽になる

季節によって地植えした植物をどうしても移動させて植え替えをしたいという場合に、植物を半地植えで育てることによって、地面に植えた植物を鉢あげをする場合よりも大幅に根へのダメージを抑えることができ、種類や場合によっては専門家の力を借りず、DIYで植え替えをすることも可能です。

「半地植え」のやり方

「半地植え」のメリットについて紹介してきましたが、続いては、簡単な「半地植え」のやり方についてお伝えしてきます。

半地植えの主な手順①:鉢植えに大きめの穴をあけて植物を植える

植物を植える鉢植えの穴が小さい場合には、ドリルなどの道具を使用して大き目の穴をあけます。スリットタイプの鉢は切り込みを入れましょう。プラスチックの鉢ですと穴を開けやすいです。

半地植えの主な手順②:ネットや底石を入れずに植物を植える

通常の鉢植えの工程にあるような、水はけや土流れを防止するための底石やネットは使用せずに植物を鉢に植えます。底石やネットがないほうが自然と根が広がりやすくなります。

鉢植えのメリット

ここからは植物の鉢植えに関するメリットとデメリットについてみていきましょう。

鉢植えのメリット①:植物の場所を選ばない

植物の鉢植えにおいて大きなメリットといえるのは、置く場所を選ばないということではないでしょうか。土のない場所やベランダ、室内など、鉢植えであればどんな場所でも植物で彩ることができ、自然を感じられるのです。鉢植えであれば、庭がなくても花いっぱいの空間にすることも可能。地面に置くだけでなく、花台に置いたりハンギングバスケットに仕立てたり、軽い鉢であればエントランスや窓際など好きな場所に置いたりなど、空間やエクステアに合わせてコーディネイトできるのもいいですよね。また、台風や降雪時には室内に容易に避難させたりもできます。

鉢植えのメリット②:生育環境を調整できる

先述した通り、植物を地植えした場合、剪定などの手入れをしない限りどんどん大きく生長しますが、鉢植えの植物は根を張り伸びていくスペースが制限されているので、鉢のサイズを超えて生長することはないのです。

例えば、植物をあまり大きく生長させたくないのであれば、小さめのサイズの鉢を、逆に大きくしたい場合は生長に合わせてお好みのサイズに植え替える、というようにある程度、生長の大きさをコントロールすることが可能なのが鉢植えのメリットのひとつ。

植物が好む環境というのは、その植物の種類によってさまざま。培養土の配合や水はけの良さ、有機物などを調整したり、鉢のサイズを調整することで、育成環境を制御できるのです。鉢植えであれば、排水性の調整に関しても容易に可能。もし、お庭の水はけがあまりよくないのであれば、鉢植えで植物を育てることをおすすめします。植物の生長度合や種類をよく調べて、その植物に合ったサイズと深さのある鉢植えを。小さな植物を植えるのであれば、過湿にならないように底石を多めに入れる。湿度を嫌う植物の場合は素焼きの鉢に植えて育てるなど、工夫次第で育成環境を調整できるのも鉢植えの大きなメリットです。

鉢植えのメリット③:エクステリア・インテリアとの調和を楽しむことができる

鉢植えの植物は、色や形がダイレクトに表現される地植えと異なり、植物と鉢の組み合わせを楽しむことができるのもメリットひとつ。プランターの色やデザイン、質感が違うだけでも植物の色彩や表情が違って見えます。鉢植えの鉢よりも一回り大きいサイズのプランターをカバーとして使えば、ファッションの着せ替えのように楽しむのめるのもいいですね。また、住宅のインテリアやエクステリアのデザインと合わせて工夫して楽しめるのも鉢植えのメリットといえるのです。

鉢植えのデメリット

続いて植物を鉢植えする際のデメリットについても解説していきたいと思います。鉢植えの植物のデメリットは主にお手入れに関する事柄が中心です。

鉢植えのデメリット①:頻繁な水やりが大変

鉢植えの植物は生長をある程度コントロールすることができますが、何も手入れしなくても良いというわけにはいきません。特に水やりは頻繁に行わなければ、植物が痛んで枯れてしまうのが鉢植えの植物では大きなデメリットです。植物の種類や環境によりますが、基本的には、雨の日や冬の時期を除いて毎日の水やりが必須。とはいえ、水のやりすぎにも注意を払わなくてはいけません。水をやりすぎると、植物の根腐りが発生してしまうことも。最適な量を最適なタイミングで水やりをするようにしましょう。

鉢植えのデメリット②:定期的に鉢の植え替えが必要

植物の鉢植えに関するデメリットの中でもう一つ大きなものが、定期的に鉢植えの植え替え作業が必要だということ。長い間同じ鉢に植物を植えたままでいると、根詰まりをおこしてしまう可能性が。そのために、植物の生長を観察しながら、定期的に大きい鉢に植え替えるか、不要な根を専用のハサミなどの道具を使って切ってあげばければなりません。特に、鉢植え植物の植え替えの作業は、植物にとって大きな負担になるので、専門の業者さんなどにやり方などを訊いておくか、植え替えをお願いすると安心でしょう。

鉢植えのデメリット③:外に置く場合は雑草と害虫対策が必要

植物の鉢植えを外に置く場合は、先述した地植え植物と同様に、雑草や害虫対策をしなければならないのも鉢植え植物のデメリットのひとつです。また、室内に置いた鉢植え植物であっても、ハダニなどが発生する場合もありますので、定期的に植物の状態を確認する方が良いでしょう。

生長サイズの大きい樹木植物の鉢植えについて

シンボルツリーにもできるような大きいサイズの木を植えたいけれども、地植えはしたくないという方もいらっしゃると思います。結論を言うと、サイズの大きい木でも鉢植えは可能です。商業施設や店舗などで大きい木のプランター植物を見かけることがあると思いますが、中には140cmを超えるものも。そのくらい大きい植物は種類も少ない理由もあり、あまり見かけることはないかもしれませんが、樹木の専門店などでは購入可能なのです。

この先リフォームを考えていて、大きめのサイズの木を植えたいけど地植えではなく鉢植えにしたい、といった方は、ぜひ弊社までご相談ください。

まとめ

今回の記事では、地植えと鉢植えの植物に関する特徴やメリット・デメリットについてみてきました。鉢植え植物も、地植え植物もそれぞれのメリットがたくさんあります。自由に移動する必要があれば鉢植え。季節や自然を感じられるナチュラルガーデンを作りたいという方であれば、地植えと、好みや用途に合わせて選んでいただければ幸いです。

地植えと鉢植えを上手に使い分け育てられるようになった際には、今度は、上手に組み合わせてお庭をコーディネートすることにチャレンジしてみてください。地植えだけ、鉢植えだけのお庭よりもさらに理想的なお庭造りを実現できるようになるのではないでしょうか。ぜひ、今回の記事をご参考にしていただけましたら幸いです。

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