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植栽を入れた外構デザイン

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住宅を建てる時に理想的なお庭を造りたいと考える方は多いと思います。お庭や外構のデザインは、趣向や好み、目的によって人それぞれ千差万別ありますが、シンボルツリーなど植栽を取り入れて緑が多いお庭にしたいと思う方も多いはず。植栽を取り入れる外構はデザインを引き立たせたりとメリットも多い反面、お手入れが大変だったりとデメリットもあります。今回は外構デザインにおける植栽にフォーカスして解説。植栽を取り入れたいと考えているみなさまのご参考にしていただけたらと思います。

目次

植栽を入れるメリット

まずは、植栽を入れる外構のメリットについてみていきましょう。

四季を感じられる

好みの木や草花を植えることで四季折々の表情をみせてくれる空間が広がり、癒しのお庭を実現できます。外で自然を感じるのも良いですし、室内からも自然の情景を楽しむこともできるのが大きなメリットです。

建物や門柱などデザインを引き立たせる

植栽をいれることで住宅や外構デザインがより引き立つのもメリットのひとつ。門柱に植栽を入れるデザインもニーズが高く、ナチュラルテイストの住宅などにも植栽を採用することがよく見られます。植栽を取り入れてより美しく映えた我が家を観るのも楽しいですね。

プライバシー保護にも利用できる

木を植えることで外からの視線を程よく遮り、プライバシーを守ることができます。1階や道路側の窓は、どうしてもカーテンやシャッターを閉めがちですが、生垣や植栽を効果的に施せば、明るく景色を楽しめる暮らしが手にできるのです。

庭の土の流出を防ぐ役割になる

台風など強い雨や長く雨が降った後は、庭の土が流れ出してしまうことがります。そうなると庭が荒れてしまい、場合によってはご近所に迷惑をかけてしまう場合も。木を植えることで、そういったリスクを軽減させることができるのです。

収穫を楽しむ

お庭に実のなる木を植えることで収穫を楽しむこともできます。家庭菜園のようにハーブなども取り入れることで、我が家で収穫した実や草を調理に使ったりと、家族の思い出や楽しみが増えるでしょう。

植栽を入れるデメリット

ここでは、外構エクステリアにおいて植栽を入れるデメリットについても見ていきたいと思います。

植栽の管理・メンテナンスが大変

植栽はもちろん自然の植物ですので、管理やお手入れをしないままでいると、枯れて腐ってしまったり、成長しすぎて大きくなってしまうことも。そうなってはせっかくのお庭が台無しになってしまいますので、定期的なメンテナンスが必要です。これは木の種類や環境によってそれぞれですが、どうしても手間がかかってしまうのは仕方がないこと。季節によっては虫が来ることもありますし、冬には枯れ葉掃除に追われることもあります。木の剪定を業者に依頼するのであればコストがかかるので、自分でお手入れができるのであれば自分でするのが良いでしょうが、お忙しい方にとっては大きなデメリットです。

防犯面ではデメリットになる可能性も

植栽を取り入れることで外からの視界をある程度遮ることができ、プライバシー保護のメリットがある反面、防犯面ではリスクになる可能性があります。外から中の状況が分からないので、泥棒や不審者が入り込んだ場合に気付かれにくく、木など植栽は格好の隠れ場所にもなり得るからです。そういった理由から、防犯対策をしっかりとする必要があります。

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コストがかかる

植物は当然ただではありませんので、植物の購入費や植栽をお願いする業者など、こだわればこだわっただけ費用もかかるのもデメリットのひとつ。念入りに外構計画を練る必要があります。

植栽の選びの重要性

お庭や住宅周りに植栽を取り入れる場合には、植栽の種類をしっかりと選ぶことも重要です。

庭の南側には落葉樹を、北側には常緑樹を植えることで、夏涼しく、冬暖かい暮らしを実現。葉が元気よく覆い茂る夏は、それらが程よく直射日光を遮り、室内に光が入り過ぎるのを防ぎます。一方で、葉が落ちる冬には光を効率よく室内に取り込むことができるのです。

日が当たりにくい北側は、常緑樹にすることで夏は緑が生み出す冷気を室内に取り込むことができ、北風が吹く冬は、その風を防ぐ役割を果たします。木は見た目の良さだけでなく、選び方次第で快適な暮らしを実現することが可能です。

また、お手入れに関しても、樹種選びによっては、花が散ったり、小さな実が落ちる度にお掃除に追われ、冬に落葉したり、葉が風に吹かれれば道路を行ったり来たりお掃除に追われといったように、お手入れや掃除が大変になることもよくあります。木を植える際は、樹種選びも重要なのです。

シンボルツリーのある外構デザイン

シンボルツリーとは、その名の通り住宅のシンボルとなる木のこと。住宅を引き立たせるだけではなく、その街並みに美しい彩を与え、またその街に住宅を建てようと考える人もシンボルツリーを植えようという形で、その住宅のシンボルツリーから街に緑が広がっていく役割もあるのです。

また、家を建てると同時に「記念樹」としてシンボルツリーを植えれば、その成長が住宅と家族の歴史として刻まれていきます。「あれからだいぶ大きくなったな」「今年は実がなったな」というように、時間とともに物語が増え、住宅にさらに愛着が湧くのではないでしょうか。ここからはシンボルツリーに焦点をあてて、その役割や選び方について見ていきましょう。

落葉樹か常緑樹か

シンボルツリー選びのポイントとしては、まずはシンボルツリーと他の木を組み合わせてみることをおすすめします。ポイントとしては、シンボルツリーを補い、調和をとるサブツリーや、建物の側面に植えるサイドツリーなど、高さの異なる複数の樹木を組み合わせることで、住宅全体を見たときの表情も豊かになりますし、より自然な景色になるのです。

更に、複数本植えることで、実を楽しんだり、花を楽しんだり、様々な楽しみ方ができるのもポイントのひとつ。「シンボルツリーがこの木だったらサブツリーはこの木にしよう」と組み合わせを前提として選ぶのも良いでしょう。

基本的に、樹木は大きく常緑樹と落葉樹に分けることができます。常緑樹は1年中緑の葉を付けている樹木のことで、落葉樹は秋になると葉を落とし、春に新しい葉を付ける樹木のことです。

落葉樹は高い木でも良いですが、常緑樹は背が高いと冬も緑があるため、陽がさえぎられて圧迫感を感じてしまいます。落葉期には落ち葉のお掃除が大変ではありますが、季節感も楽しめるので、シンボルツリーには落葉樹の方がおすすめ。落葉樹は花が咲きますが、常緑樹で花が咲く背の高い木は少ないので、花を楽しむのにも落葉樹の方が適しているのです。また、落葉樹の方がコストが安いというのもポイントのひとつ。

1本立ちか、株立ちか

1本立ちというのは幹が1本の木のことです。対して、株立ちというのは、下から幹が分かれて複数本になっているもの。株立ちは一つの木でボリュームが出て見栄えがします。樹種によってはほぼ1本立ちというものもあり、ハナミズキがそれに該当しますが、少し寂しく感じるのであれば複数本を植えるのも良いでしょう。

方角と立地を見る

常緑樹でも、落葉樹でも、それぞれ日なたが好きな木、日陰が好きな木があるのをご存じでしょうか。南側には、日なたが好きな木を植えます。例えば、アオダモ、ヤマボウシなどです。北側は建物の陰になるので、日陰に強い木が適しています。例えば、ソヨゴ、ヒメシャラなどがその代表例です。

東側は、西日が嫌いな木を植えるのが基本。例えばハナミズキなどは、西日にあてると葉が傷むので、東側に植える良いでしょう。西側に植えるのは、西日が平気な木。西日は植物にとってあまりよい条件ではないのですが、サルスベリなどは西日に強く、適していると言われています。

大きさ(高さ)・枝ぶり

一般的に、住宅の高さは2階建てなら6m~7mくらいなので、シンボルツリーはバランス的に見て、4m以上のものが良いです。ただし、樹木は4mを超えると一気に金額が上がるため、植える時点で3m~3.5mくらいの高さのものがおすすめ。そのくらいの高さなら、生産者も多いので、入手しやすく、金額も妥当に。樹種にもよりますが、年間30~50cmくらいは生長するので、3mの木を植えておけば、いずれは4m以上に成長します。

高さが2mくらいだと、シンボルツリーとしてはやや寂しく感じるのではないでしょうか。一方で、背が高すぎると扱いに困ることも。ケヤキなどは、20~30mになり枝も広がるので、都会の住宅地には適さないと言えます。

お手入れのしやすさ(虫がつきにくいなども)

お手入れの面を考えると、生長が遅い木を選ぶのが良いでしょう。例えば、シマトネリコは生長が早いので、年に2回くらい剪定が必要ですが、アオダモなら2年に1回程度で問題ありません。ソヨゴは、よくシンボルツリーに使う常緑樹で少し価格は高めですが、生長が遅く手入れが少なくてすむのでおすすめです。

また、樹種によって、虫の付きにくさも大きく違うため、事前に調べて虫の付きにくい木を選ぶといいでしょう。虫が付いて一番問題になるのが、ツバキ系。ツバキ系の木には、チャドクガの幼虫(毛虫)が付くことで知られています。これは、幼虫に触ると痛くて腫れるので、ツバキ系を植えたいという人はきちんと消毒するなど、対策が必要なのです。

住宅と外構デザインの調和をみる

葉っぱの色が、建物の外観の色や雰囲気と合っているかどうかでシンボルツリーを選ぶこともできます。例えば、アオハダは葉っぱの色が明るいため、建物の印象を明るくしたい場合におすすめです。

和風や北欧風など、地域性のある住宅テイストの場合は、その地域の木またはそれに近い種類の木を選ぶといいでしょう。和モダンなら、ソヨゴやシラカシなどがおすすめですし、北欧風のテイストなら、ドイツトウヒなどが合います。このように住宅や外構デザインとの調和をみながら樹木を選ぶのもポイントのひとつです。

まとめ

ここまで、外構に植栽を取り入れることについて解説してきました。住宅に緑を取り入れることで、季節を感じることができ、住宅を引き立たせることができることを知っていただけたかと思います。

そういったメリットも、またデメリットに関してもきちんと理解を深めていただかなければ、生活に多くの負担がかかることも。しっかりと計画をして植栽を取り入れるために、是非ご参考にしていただけたらと思います。

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