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【植栽】天然芝のお手入れ方法

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外構デザインで特にお客様から根強い人気を誇っているのが「芝のお庭」。現在では「人工芝」を取り入れる方も多くなっています。緑の芝生が広がったお庭で過ごすひとときはとても気持ちがよく心が晴れやかになるもの。一方で、天然芝は植物なので、お手入れが大変そうなイメージが強いのも事実。今年こそは芝生の庭を!と思っているものの、躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、天然芝、高麗芝のメンテナンスについて解説していきます。この記事を参考に、お庭の芝生が長持ちしてオールシーズン満喫できるお庭造りの実現に、是非、お役立てください。

目次

天然芝のお庭

お庭に芝生を設置したいと考えたとき、メリットは勿論のこと、デメリットについても理解をしておくことで、芝の選び方やデザインなども変わってきます。最近では、圧倒的に人工芝のニーズが増えている傾向にありますが、天然芝の良さも沢山あるのです。ここでは、天然芝のメリット、デメリットにつて見ていきましょう。

私が運営するYOUTUBEチャンネル「三輪禎希の外構エクステリアチャンネル」で、天然芝と人口芝それぞれのメリットとデメリットについて解説しておりますので、ご参考にしてみてください。

天然芝のメリット

天然芝のメリットは皆様もよく感じていらっしゃると思いますが、主に以下のようなことが挙げられます。

  • お庭の景観の良さにより、住宅・外構のデザインが引き立つ
  • 照り返しがなく、お子様が裸足で歩いたり、ペットも走り回ることが可能
  • バーベキューや花火をすることが可能。※人工芝だと火の粉で焦げて溶けてしまうことも
  • 泥が跳ねたり、砂埃が舞うことがほぼない
  • メンテナンス管理をしっかり行うことでかなり長持ちする
  • 施工費用が人工芝と比べて大幅に抑えられる
  • リフォームしやすい。砂利やコンクリートと比較

お子様がいるご家庭やペットを飼っている方にとっては、青々とした天然芝が広がるお庭を遊び場やドッグランとして使えたり、パターゴルフを楽しんだりと、用途に合わせて自由に気持ちよく使えることは素晴らしいメリットであると言えます。また、窓から見る景観に心安らぐ瞬間も実感していただけるのも天然芝の良さのひとつ。天然芝を検討されている方は是非、メリットについて、よりイメージを膨らませていただけたらと思います。

天然芝のデメリット

一方で、天然芝はやはり植物ですので、なにもせずに放っておけるということはありません。そのシーズンごとのお手入れや専用の道具なども必要となってくることは仕方のないこと。天然芝のデメリットとして挙げられるのは主に以下のようなことです。

  • 冬季は茶色に変色する
  • 日陰に設置した天然芝はなかなか育ちにくい
  • 芝生が植物の病気になりやすい
  • 害虫が発生する可能性がある
  • 雑草はどうしても生えてしまう
  • 芝刈りや水やり、肥料散布など手入れが必要
  • 芝生専用の道具が必要

天然芝はどうしてもそのシーズン毎であったりのお手入れをする必要があります。業者さんに依頼することも可能ですが、どちらにせよ管理費など費用面や作業面においても、植物である以上は負担がかかってしまうのは仕方のないこと。こういったデメリットも知っておくことが何より大切です。しかし、使いやすい道具や手入れがしやすい天然芝を選ぶことで、管理の負担を大きく軽減することもまた可能。お手入れの方法や天然芝の種類についても知っていきましょう。

天然芝の種類 おすすめの天然芝

天然芝の種類

ここでは天然芝の種類の中でも比較的お手入れのしやすい日本芝で「高麗芝」について解説します。

高麗芝

高麗芝は、日本芝の天然芝では最も知られており、公園など多くの場所でも使用されている芝。
湿度や高温、病気にも強く、日本の風土に大変適しているとされています。少し薄目の葉色が特徴で、葉幅はおよそ3ミリ程度。¥500 /㎡から購入できるので費用面でもお手軽な天然芝です。

©鳥取芝生産組合

他にも、高麗芝を小さくした姫高麗芝や自動車メーカーのトヨタが開発した「TM9」などの日本芝、「ティフトン」、「ケンタッキーブルーグラス」といったような西洋芝など種類も豊富に存在していますので、管理や予算に合った最適な天然芝生を選びましょう。

天然芝のお手入れ方法

ここからは具体的な天然芝のお手入れ方法について解説していきます。とはいえ、芝生のお手入れはやることがたくさん。お忙しい皆様にとっては最も大きな不安材料ではないでしょうか。
一般的に天然芝の管理をしようとしたら、芝刈り、水やり、除草、肥料、病害虫対策、サッチング、エアレーション、目土、補修作業、などなど。「天然芝の管理方法」とインターネットで検索してみても山ほどハウツー情報が出てきます。こういったことから、芝生が入れたいけど、忙しくて管理できないから人工芝の導入を考える、という方が増えているのも納得。

そういった皆様のために、最低限でこれだけやっておけば大丈夫というお手入れ方法を3つご紹介していきます。是非、ご参考にしてみてください。

天然芝のお手入れ1:水やり

天然芝は多くの水分を必要とするため、皆様が想像するよりも多めの水やりが必要なのです。植えてから間もない天然芝は、まだ根が浅いことから、できるだけ多く水を撒いてあげてください。2年目以降は、春~秋の季節では、2、3日に1度のペースで水撒きをしましょう。夏の暑い時期に関しては毎日水撒きをすることが大切です。夏場は、日中に水撒きをすると、水の温度も高くなり芝生を傷めてしまうので、理想は早朝と夕方。これを日課にしてしまうことで煩わしさを解消してしまいましょう。特に夕方の水撒きは打ち水効果も抜群です。

天然芝のお手入れ2:芝刈り

芝刈りを定期的にすることで、芝生の密度も濃くなり、害虫が発生しずらく、強い芝生になるのでとても長持ちするメリットがあります。また、芝刈り機を使うことで、雑草も一緒に刈り取ってしまうこともでるのです。

芝を刈る目安は2~3㎝が丁度よく、刈ったあとに目視でそれ以上伸びてきたら芝刈りのサイン。芝刈りの期間が空いてしまい伸びきった芝をいっぺんに刈り取ると、茶色の部分が目立ってしまい見栄えが良くありません。これは少し経てば元の緑に戻りはしますが、芝生へのダメージが強く傷みやすくなってしまうので、できるだけ間隔を開けずに芝刈りを行うようにしましょう。夏場など、どうしても伸びきってしまった場合は2回に分けて芝刈りを行うようにすれば問題ありません。春頃は1カ月に一度、夏場は伸びてきたと目視で確認できる度に頻繁に芝刈りをすると良いでしょう。

天然芝のお手入れ3:肥料を捲く

©クローバーガーデン

肥料をあげるのも芝生手入れでは大切な作業のひとつ。一般的には4月~11月に定期的に撒くのが良いと言われています。しかし、夏場か春頃に撒くだけでも十分なのです。芝生専用の肥料であれば、配合なども気にしなくて良いのでとても便利。パッケージに書かれている間隔で肥料をあげるのが最善ではあります。

また、肥料を撒く際は、全体的にムラなく撒くように注意しましょう。場所によってムラができてしまうと芝生の色が変わってしまうことに繋がってしまうのです。更に、肥料が多すぎるのもあまり好ましくなく、雑草が増えてしまう原因にも。あまり多すぎず、均一に肥料を撒くようにしましょう。

肥料を撒いた際には、水分が必要となりますので、水撒きをするようにします。ただ、梅雨前に肥料を撒くと害虫が増えてしまうので注意が必要。芝生が芽吹いてくる春や夏頃の雨予報の日に肥料を撒くのも良いと思います。

プラスαのお手入れ

先述した3つのお手入れを行うだけで、天然芝を長持ちさせることに繋がるメンテナンスの効果がありますが、プラスαでできるお手入れをご紹介します。

プラスαのお手入れ1:目土を入れる

©芝生のお手入れ&ガーデニングブログ

目土とは、天然芝で剥げてしまった箇所や窪んだ箇所に砂や土を入れて補修して、芝生の発芽や根付きを催促させる作業のこと。これを教科書通りにやるのはとても重労働です。

そこで、お庭の一角にさらさらした川砂利などを用意しておいて、窪みや剥げた部分を見つける度に撒いて足で踏み慣らすだけでも充分なメンテナンス効果がありますので、実践してみてください。

プラスαのお手入れ2:エアレーション

エアレーションとは、天然芝の根詰まりを解消するため、芝生の根を切って整えるメンテナンス作業のこと。芝生に元気がなくなってきたと感じたら、肥料を撒く前にエアレーション専用のローンスパイクなどの道具を使って根切りをしてみましょう。暖かい気候で芝生が育っている時期でしたら、根切りをしても問題ありません。

冬時期の芝生

冬の寒い時期は、芝生も活動休止時期に入ります。肥料などお手入れは必要ありません。ですが、心配されるのが霜です。天然芝に霜が張ってしまい傷んでしまう可能性もあるので、霜が張ってしまった場合は、溶けるのを待って水分状になったら(芝生が水を含んで濡れている状態)足で踏んで整えておくと良いでしょう。

天然芝のお手入れに使う道具

天然芝のお手入れに欠かせない道具をいくつかをご紹介。道具によってはお手入れにかかる手間や時間を軽減することもできます。基本的にこれだけあれば良いといえる基本的な道具だけをご紹介しますが、こだわりや用途によって他にも必要な道具があれば買い揃えていくという方法で良いでしょう。是非、参考にしてみてください。

芝刈り機

元気で美しい芝生のお庭を造るなら、芝刈り機はとても重要です。労力の負担を考えるのであれば、バリカンやハサミを使うよりもまずは芝刈り機をお勧めします。一般的に、面積によって手動か電動かを選ぶと良いと言われていますので、以下をご参考にしてみてください。

芝面積が30㎡以下手動式
芝面積が30~100㎡手動式・電動式
芝面積が100~300㎡電動式・エンジン式
芝面積が300㎡以上エンジン式・ロボット型


手動式の芝刈り機は、ハサミなどで刈るよりも均一に刈ることができ、ムラがなく仕上げることが可能。また、コードもなくご近所さんへの騒音の心配がなく、思い立った時に芝刈りをおこなえるのがメリット。ただ、芝生が伸びすぎている状態ですと刈りにくく重くなります。均一に綺麗に仮揃えるのにはフィールドを何度か往復する必要があるのがデメリット。電動式ですとそのあたりも解消されて労力の負担も殆どありません。ただ、手動式と対照的で、コードの煩わしさや騒音がデメリットです。
芝刈り機については、また別の記事で詳しく解説をしていきますのでご期待ください。

芝生ハサミ

芝生ハサミは、その名の通り芝生を切りそろえるハサミ。少ない面積でしたら芝刈りもこの芝刈りハサミで充分ですが、主な使い方としては、芝刈り機で刈り切れなかった箇所を芝刈りハサミで切って整える用途で使われることが多いです。

散水ホース

水撒きをするのに必要となるのが散水ホース。芝生面積によって長さを選ぶと良いでしょう。

ターフカッター

ターフカッターは根切りハサミの一種で、エアレーションを行う際に用いられるハサミ。根ごと切り揃えるのに便利ですが、場合によってはショベルを使うことで代用可能です。

まとめ

天然芝のお庭は、一度は憧れてしまうもので、実際に根強い人気があります。その分、メンテナンスが大変というのも事実。天然芝の寿命は8年程といわれていますが、末永く美しい元気な芝生を保つのにはどうしてもこまめなお手入れが必要になってくるのです。もし、どうしても手入れに対して時間やお金を掛けられないという方は、「人工芝」を取り入れることも検討してみては如何でしょうか。近年では「人工芝」のニーズも高まっています。ただ、天然芝には人工芝にはない魅力やメリットも多くあるのも事実。是非、理想のお庭造りの参考にしていただけましたら幸いです。


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